新型コロナ(オミクロン株)によって予約表に穴ができた時。
大体は茨木市の鉢伏山に登っています。山頂までは299mというとても手軽な山なのですが、その傾斜はそれなりで良い運動です。
僕にとっては格好の「歩行研究」の場所です。
そんな場所で歩行研究をしてきました。比較した商品は以下の3つです。
- ウォーキングブーツ【¥30,000】
- 健康みさとっ子草履【¥2,000】
- 無敵足袋【¥5,500】
ウォーキングブーツ
足の安全性を考えるならダントツです。
ただ、歩行・登山のツールとしては実は最も扱いにくいです。重量のあるブーツはそれ自体が「重り」と化し、足を持ち上げる力を要求します。
推進力とは別の「姿勢維持」の力です。
更には分厚いアウトソールが着地点を早めてしまい、カラダが前に押し出される前に接地します。
重心位置が随分と後ろにある時点で足が接地するので、せっかくの力が吸収されてしまいます。場合によってはブレーキとなります。
安全性は抜群ですが、推進力を生みだしにくいので2軸動作には向かず、安定重視の1軸運動ツールと言えます。
膝を痛める可能性があるのでご注意下さい。
僕が最も患者様に提案しないもの、それがこのウォーキングブーツです。足の安全性には寄与しますが、足の健康性には余り。。。です。
あと、太腿裏の筋肉で足を引っ張りこみたくなるので、鵞足炎になりやすいのも注意です。
健康みさとっ子草履
僕が日常履きにしている履物です。
安全性に関しては最も低いですが、歩行・登山能力はとても高いです。2軸動作がとてもしやすくロスの無い推進力を生み出せます。
ただし、靴下を履いた時点で能力の9割は消し飛ぶのが困ったところ。山道で裸足に草履は割とつらい時があります。
また、傾斜がある程度出てくると畳敷きのインソール?部分と足裏が滑る様になります。
これが蹴り出しの際に起こるので、ズルッズルッと足が草履の上を遊ぶ悲劇が。
歩行に関しては完璧に近く、登山に関しては一定の傾斜までは完璧でした。
枯れ葉や折れた枝でケガをする可能性があるのでご注意下さい。
無敵足袋
マラソンで日常履きしているものです。
厚さ5㎜のアウトソールが特徴の足袋です。
デザインがちょっと「あれ」ですが、健康に関しては現状で「理想的な履物」だと思います。
2軸歩行が自然に行え、軽装の靴なみに足を保護してくれます。
ソールがゴムなので滑りにくく、それなりの傾斜であっても靴から足が滑りません。
現在、僕が主に登山で使っているのはこの靴です。※本格的な登山は別ですよ!あれは安全性重視です。
場外乱闘
実はこれら3つを遥かに凌駕する履物?が見つかりました。
裸足
踏ん張りの次元が違う。地面をしっかりと掴め、推進力を無駄なく活かせました。
足の裏は凄い事になりましたが理想的な「ロスの無い歩行」が可能になりました。
服に関してもそうなのですが、結局は「自然」に近い状態が最も効率的に力を発揮・繋ぐ事ができる様です。
ちゃんちゃん。