1日5名限定の施術。
「完全予約制」
目の前の1人に
全ての意識を集中させる
理由1:同じ空間に「他人を感じる」と身体は緊張します。
人間の体はとても敏感です。特に「他人」に対する警戒心はとても強いです。
「私は意識しない」と自分では思っていても、脳はしっかりと意識しています。
意識をどこかに向けているという事は「リラックスできていない」という事です。
そして、緊張の残る身体への施術は効果が削がれる一方なのです。
理由2:複数人を同時に見ると細かい管理ができなくなる
施術はとても集中力を必要とします。
根本原因に近づくにつれて、作業がより繊細なものとなるからです。
- 関節のわずかなズレ
- 筋肉の反応
- 脊椎の可動性
この「僅かな変化」を読み取る作業は複数同時でこなせるものではありません。
理由3:指先は個人用に特化されていく
施術中の指先の感覚は、向き合う患者様に特化されたものへと仕上がっていきます。
そして、施術が進むにつれて
- 過去のカルテからの変化
- 宿題によるからだの変化
- 今日の施術開始時の身体の状態
等など、様々な変化を加味して「因果関係」の仮説を立てていきます。
施術は常に「仮説と検証」の繰り返しです。その瞬間、私達施術家は「その人専用の存在」となっています。
隣の人に移った時点で「1からやり直し」となるのです。
理由4:同時進行は「施術」を「作業」にする
2人以上の患者様を同時に施術すると避けて通れない道があります。
- カルテの情報だけを基準にする
- 患者様の生活環境は考慮しない
- 触診をして出た異常だけを施術する
「こなす」事に手一杯となり「考える余裕」が無くなります。
これはもうオーダーメードではなく、単なるルーチン作業です。
私は師から「患者様と徹底的に向き合え」と教えられました。
ですので当院では複数の患者様を同時に施術するという事はしていません。
次は
「オーダーメードの施術について」
「オーダーメードの施術について」