はじめに
この文章は千里丘を中心に吹田、摂津、茨木、箕面、豊中エリアで股関節の痛みでお悩みの方向けです。
正しく理解し、対処する事でその股関節の痛み・違和感を回復させていきましょう。
サクサク読める様に、本質的な部分だけまとめました。
本当に治したい人へ
まず、レントゲンから始めましょう!
股関節は「歩く」上で最も重要な関節になります。
- 非常に不安定な構造で
- 非常に強固な支えを持ち
- 最も負担を受け止める
腰・骨盤と同様に「強固かつ不安定」で「大きな負担を常に受け止める」という複雑な状況にあります。
非常に壊れにくいが、いつ壊れてもおかしくない
そんな関節が股関節ですが、「非常に我慢強い関節」となります。
その股関節から痛みが出てきたというのは「よっぽどの事」だと思ってください。
ですので「最後まで自分の足で歩きたい」と願うなら「レントゲン写真」は絶対に撮りましょう。
状況のわからない股関節は痛みの緩和しかできない
取り返しのつかない状態まで股関節を追い込み、そこで初めて後悔をした患者様を沢山見てきました。
人工股関節に置換をしても、全てが元通りには戻りません。
痛みから解放される一方で、多くの自由を失います。
股関節だけはしつこくお伝えします。
もし、本当に最後までしっかり「自分の足」で歩きたいと思うなら。
必ず、レントゲン写真を撮ってください。
そこから一緒に取り戻しましょう。
痛みはぎっくり腰に近い
痛くて力が入らない
股関節の痛みは「ぎっくり腰」に近いです。神経系の痛みが走ります。
- 痛くて力が入らない
- 痛くて力が抜ける
- 電気が走る
重症化すると、立ち上がる事が困難になります。股関節に力が掛かった瞬間に「ピキッ」と電気が走る為です。
私達は体重を地面に伝え、地面から返ってきた力を使ってカラダをコントロールします。
その「力の源(体重)」を地面に伝える事ができなくなるのです。
これって物凄い大変な事です
股関節だけは積極的に
「手遅れ」から守りたい
股関節だけは本当にお伝えしたい。
痛いけど、まだ歩けるし。自転車あるし
股関節は先延ばしにして良い事は1つも無く、痛みが出た時点ですぐ行動に出てください。
股関節は「沈黙の関節」と言っていいくらい辛抱強いです。
その股関節から痛みが出たという事は、思っている以上に状況は進行しています。
間違いなく膝・腰・骨盤まで影響が出ています
股関節の自由を失った結果、どれだけ不自由になるか。
それを嫌というほど臨床で見てきました。
一番悲しいのは、多くの場合で「来院時点で手遅れ」だったことです。
もっと早い段階で来てくれていたら。。。
股関節内に変形が起こり、完全に適応してしまうと腰と膝が巻き込まれます。
こうなると人工股関節に置換をしても、今度は変形に適応済みの腰と膝が新たな環境に適応できず悲鳴をあげます。
股関節の痛みが消えた一方で、腰と膝が追い詰められていく。
できる事なら「自然な形」でカラダを整えたい。人生のQOLを維持したい。
その為には「違和感を感じた時点」での来院をおススメします。股関節だけは。
全身調整で股関節を守る
股関節を負担から解放します
股関節に痛みが起こる場合、問題はシンプルです。
- 負担の分散ができていない
(キャパオーバー) - 股関節が運動に参加していない
生まれつきの変形等が無い限りは原因はこの2つです。
ほとんどは併発状態です。
ですので、この2つの要因をカラダから取り除く事で股関節を解放します。
1.負担の分散ができていない
流石にひとりでこれは無理や!
股関節が「ひとりぼっち」になっている状態です。本来なら腰・骨盤・股関節とグループで協力しています。
その協力体制が崩れた時、過剰に股関節に負担が集まり、悲鳴をあげる訳です。
O脚やX脚などの足の歪みで良く起こるんだよー
これは「腰・骨盤・股関節」のチームを復活させて解決します。
股関節をキャパオーバーから助けるんだよー!
2.股関節が運動に参加していない
こちらは現代病です
私達は股関節を運動の主役として使う構造になっています。人間特有と言ってもいいです。
なのに、現代の生活は「股関節」を運動に使わない上に「股関節」を緩ませっぱなしにしています。
運動の主役である股関節が脇役と追いやられた結果。
膝と腰の筋肉が主役となり、間に挟まれた股関節は上下の力を受け止める形になります。
詰んでるやんか・・・・・・
「詰む」のは股関節を放置する場合です。適切な対応をすれば戻れます。
- 股関節を運動の主役に
- 負担を分散する構造を
この人間の基本構造をしっかり整えて股関節を大切に扱っていきましょう。