その4:おさがりの勉強机
今は保活・幼稚園受験の一環からか、年齢差が3歳以内の近い兄弟が多いですので「お下がり文化」は少なくなってきているかもしれませんが、年齢が離れた兄弟・姉妹間のお下がり机は姿勢に少なからず影響を及ぼします。
理由はダイニングテーブルと同じで「サイズが合わない」事です。大きすぎる机は結局上半身にかなりの無茶をさせる事になりますので、肩周辺から首回りに負担が蓄積してしまいます。頭が前に突き出し猫背になりがちなのです。
椅子の高さ調整で対応しましょう
サイズの合わない机で姿勢が歪むのは「机の天板の位置が高過ぎる」為です。ですので、椅子だけは新しく用意して、なるべく自然な形で机に座れるようにしてあげてください。椅子が高くなると足がつかないというケースも出てくると思いますが、天板に乗りかかるように勉強をするよりかは負担がかなり軽減されます。
その5:二段ベッド or 高さのあるベッド
これは兄弟が多い家庭に良く見られます。二段ベッドや高さのあるベッドは「寝返りをさせない」事によって姿勢の歪みを助長します。整体の世界では「寝返りは自然矯正」と呼ばれるくらい重要で、1日の歪みを取り除く大切な仕事とされています。私も同感です。
「防ぐべき寝返り」は存在しません。からだが必要だと思ったからしている行為です。二段ベッドで枠に良く当たる子供の場合は床に布団を敷いてあげた方が良いです。からだが「もう、寝返りができない」と判断をする事が何より怖いです。
その6:親子でシングルベッド
就学前のお子さんの家で比較的多く見られます。単純に「スペース不足」です。二段ベッドと同じですね。寝ている人数と布団のサイズが合っていない為に、子供もママ・パパも寝返りが打てない、ないし制限されます。
子供と一緒に寝ているという事実が意識されていると無意識的に寝返りを打たなくなることもありますので、できればダブルサイズにするか、それぞれがシングル布団でぴったり横付けで寝るなどの工夫をした方が良いでしょう、
余裕をもって成長を見守る為に
今の時代、何でもかんでもが「低年齢化」を迎えています。
- 歯列矯正:3歳から
- 脱毛:3歳から
- ホワイトニング:3歳から
- 小児整体:生後数か月から
- 小児頭蓋調整:生後数か月から
- 小児鍼灸:生後数か月から
- 小児側彎矯正:3歳から
もう凄いです。本当に凄い。それがいつ必要なのか、いつが最適なのかという正解は誰にもわからないとは思いますが、それでも早過ぎると個人的には感じています。もう少しからだの成長を信じてあげても良いのではないかと思うのです。
「早い方が良い」とする先生も多いですが、私個人としては「外から介入するよりも内からの力をサポートする」という形が子供の成長に寄り添った方法だと考えています。これは施術においても同様で「からだが自分で何とかしようとしなくなる」事を避ける為です。
「からだは常に自分で何とかしようとしている」この大前提を受け入れながら、行き過ぎないように見守り、時に働きかける。「朝の通学児童の見守り隊」みたいな形で、先導して導くのではなく、必要な時にのみ軌道修正をしてあげる様な働きかけが子供には良いと思っています。
吹田、摂津市千里丘で子供の姿勢矯正でお悩みの場合はお気軽にご相談下さい。
姿勢が整えば「心」も整いますし、「見た目」もとても綺麗になります。
姿勢が綺麗な子供は立ち振る舞いも綺麗になるのです。