脊柱管狭窄症の終わらせ方
脊柱管狭窄症を終わらせる為に必要なもの。それは「細かい情報」です。
脊柱管狭窄症という大きな枠組みでの判断は「ゴールを遠ざける」事になります。
大切な事は「自分の脊柱管狭窄症」を理解する事です。一般論の離解ではありません。
- 主な症状は「腰痛」か「痺れか」
- 痛みや痺れの範囲は何処までか?
- 痛みや痺れはどうしたら強くなるか?
まずは自分自身の状態を確認する事。
それが脊柱管狭窄症を終わらせるプロローグです。
1.自分自身の「身体の情報」を集める
これは問診で行っていく作業です。
脊柱管狭窄症は個人差がとても大きいですので、必ず「自分の場合はどうなのか?」という自分基準で捉えていきましょう。
- こんな時に症状が出てくるな
- こんな時には症状が出てこないな
- 一番気になるのは〇〇かな
私もドンドン聞いていきますが、一番良く知っているのは貴方自身です。
脊柱管狭窄症がどう生活に関わってきているのかを沢山聞かせてください。
まずはそれがスタートラインです。
2.「からだの今」を調べていく
脊柱管狭窄症で何に困っているのかを明らかにした後、今度は実際に「からだ」に確認をしていきます。
- 筋肉は正常に働いているか
- 神経はしっかり通っているか
- 感覚と実際の状況が一致しているか
問診はあくまで「意識している」範囲内となりますので、今度は「からだ=脳」に直接聞いていく段階です。
脊柱管狭窄症が発症している場合、脳は「からだの安全」を最優先にする為、意識から「からだの一部」を切り離して単独行動に出ます。
- 特定の筋肉を緊張させる
- 特定の筋肉を緊張させない
- 特定の筋肉を連動作用から切り離す
この様な状態になると「使っているつもり」なのに「使えていない」筋肉が出てくるのです。
この「意識と現実のギャップ」が負担となって腰痛や痺れを引き起こします。
そこで「ギャップが生まれているかどうか」を実際に確認していきます。
3.取れるギャップから取り除いていく
検査の結果、様々な部位に「意識と現実のギャップ」が出てきます。
どれが「根本原因」かはこの段階ではわかりません。ギャップが複雑に絡まっている為に、表層上の問題しか見えない為です。
そこで、まずは「取れるギャップ」から取り除いていきます。
- 神経促通
- 運動療法
- 感覚の学習
1つのギャップが取り除かれるに従って、身体は少しずつ軽くなっていきます。
目指すは一番奥に潜んでいる「根本原因」です。
4.痺れが強い場合は無理はしない
脊柱管狭窄症で最も代表的な症状は「間欠跛行」です。私もヘルニア時代に経験しましたが、数メートル歩く間に痺れが段々と伸びていきます。
あれは辛い
間欠跛行が起こっている場合、確実に「神経圧迫」か「血流障害」が一定のラインを超えています。
これを急ぐのは危ないです。
この場合は「じっくり骨の隙間を広げていく」形で狭窄状態を解いていきます。
症状の出始めであれば回復は早いのですが、多くの場合は「辛抱に辛抱を重ねて」からの来院です。
その為、狭窄状態も複雑になっています。
かといって急げば悪化する可能性もありますので、慌てず焦らず前に進みましょう。
4-1.外堀から埋めていく(腹圧強化)
狭窄が強い場合は、その外堀から先に埋める方が効果的です。
狭窄そのものを解くのはじっくり行いつつ、「今できる事」に集中するのです。
それが「腹圧回復」です。
脊柱管狭窄症で悩む方は殆ど「腹圧」が抜けています。これでは狭窄状態が改善されても支えとなる腰がありません。
いつ「狭窄が改善されても良い様に」先に腹圧を整えておくのです。
準備を先に整えておく事。
これは早期回復と再発予防にとってとても大切な事です。
5.日常に変化を投げ込む
一番大切なポイントです
脊柱管狭窄症は「習慣病」です。最大の原因は「日常生活」にあります。
ですので、施術で狭窄が改善して「痛み/痺れ」が良くなったとしても「発症時の日常」に戻れば再発します。
この再発劇が日本中で起こっています。
これは施術が悪いでも、薬が悪いでもありません。
「原因の中に戻った」から起こる悲劇です。
ですので、施術と合わせて日常に「小さな変化」を投げ込みましょう。
当院ではそれを「宿題」と呼んでいます。
宿題は症状を改善させるための一時的なものではありません。
日常生活に溶け込ませてほしい「生活の一部」です。
ここが分かれ道です。
- 良くなるまで頑張る人
- 良くなってからも続ける人
いつまでも元気でいるのは後者の人です。
これはダイエットのリバウンドと同じ理屈です。
変化を日常へと溶け込ませることができるかどうか。
それで予後は全く違った道となります。
「継続は力なり」なのです。
6.小さな変化を積み重ねる
脊柱管狭窄症は1回施術をして綺麗に無くなるものではありません。
小さな変化の積み重ねによって段々と「できる事」が広がっていきます。
- 「前はできなかった事ができるようになった」
- 「ひょっとしたらあれもできる様になるかも」
この様に気持ちを前へ前へ持っていきましょう。
気持ちが前を向くというのは回復においてとても重要な要素です。
最後に辿り着くのは「描いていた未来」です。
脊柱管狭窄症の施術費用
6,980円/回
(90分)
俊カイロの脊柱管狭窄症の施術は基本90分で6,980円です。
当院独自の全身調整で施術を進めていきますが、途中のルート分岐は脊柱管狭窄症用のルートとなり、また患者様の身体の状態に応じて随時ルートの切り替えを行っていきます。
脊柱管狭窄症の場合は「宿題」をしっかりこなすかどうかがかなり重要です。
本当にその痛み、痺れを終わらせたいとお考えの場合は、宿題の為の時間を1日5分でいいので作る様にして下さい。
宿題無しで改善させていく場合、施術回数と間隔を短くする必要があります。
それは「からだ」が望む形ではありませんので、私は余りおススメをしていません。
「施術」と「宿題」の組み合わせは理想的な改善策なのです。
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