「何で今なの・・」
「仕事は休めない・・」
世の中は悠長に待ってはくれない
動けない身体を動ける様に
目の前の義務を果たせる様に
ぎっくり腰でお困りのあなたへ
「魔女の一撃」と呼ばれる急激な痛みを伴う「ぎっくり腰」は安静が一番理想的な治療法です。
ぎっくり腰は「捻挫」ですので急激に引き延ばされた筋肉や靭帯等の組織に損傷が起こっています。その治癒反応の為の炎症であり痛みです。
治癒が終われば炎症は必然的に収まっていきますので、炎症痛も当然収まります。
だから「治癒反応」が終わるのをゆっくり待ってあげるのが一番です。
それは大前提として覚えておいてください。
平均3日間の辛抱で一気に回復の波に乗ります。
腰から上が支えられないのは?
ぎっくり腰の特徴的な症状に
- 腰が抜けた様になる
- 腰から下が言う事を聞かない
- 腰上を腰で支えられない
こういったものがあります。
これは「からだの緊急停止ボタン」が押されたことによって腰が「土管」の様に固定を起こしている為です。
ぎっくり腰の「ギクッ」の瞬間は腰にとっては交通事故です。
その為、脳は肋骨の様な骨の鎧が無い腹部を守る為に「緊急の筋肉コルセット」を発動します。
その中心選手が大腰筋です。
ぎっくり腰の患者様が例外無く「動けなくなる」のは大腰筋が本来の仕事から離れて「緊急用の筋肉コルセット」となるからです。
筋肉の連動が腰(腹部)で断ち切られるのです。
腰最優先の脳の正常な反応
この「緊急の筋肉コルセット」の発動と炎症反応は全て「脳の正常な判断」です。
ですので心配はいりません。
脳が求めているのは「生きる為に今、必要な事」です。
- 損傷個所の修復(炎症反応)
- 損傷部位の保護(緊急の筋肉コルセット)
- 修復の為の安静と栄養
ぎっくり腰をいち早く良くしようとするなら、この「からだの声」に従ってあげる事です。
それは大前提として覚えておいてください。
問題は「そうはいっても、そうもいかん」場合です。
生活の為にからだを応急で戻す
休める人は休めばぎっくり腰は良くなります。
当院で施術を行うのは「休む訳にはいかない」人達です。
- 今日だけは休めない
- この仕事だけは終わらせてから休む
- 今、休む訳にはいかない
こういった「生活」が絡んでくる場合は「からだの声を聞きましょう」なんて綺麗事にしかなりません。
そんな時は「動ける状態に応急で戻す」事をゴールに施術を行います。
ぎっくり腰は慢性化した腰痛とは異なり「一過性で自然治癒が良く働く」ものです。
ですので、可能な限りは「からだに任せる」形で対応します。
1.大腰筋を如何に緩めるか
腰痛の施術と全く同じです。
「緊急コルセット」として硬化している大腰筋を如何にして緩めていくか。脳の警戒心を如何に解いていくか。
そこが「ぎっくり腰」の肝です。
基本的にインナーマッスルが緊張している場合は、アウターマッスルと呼ばれる外側の筋肉が働いていません。
そこで、まずは外側の筋肉のバランスを整えて「大腰筋が緊張する必要が無い」状況を作っていきます。
それぞれの筋肉に「本来の仕事」をしてもらう様に導く訳です。
2.自律神経を整える
ぎっくり腰は「交通事故」の様なもので、その瞬間を境に「交感神経優位」の状態が維持されます。
「闘争か逃走か」のいずれかで自律神経の状態は決まりますが、ぎっくり腰の時は少し複雑です。
- 逃走したいができない
- 闘争するにもできない
- 逃走できない、闘争もできないが、闘争せざるを得ない
完全に「追い詰められた状態」なので、交感神経が非常に優位となっています。
ですが、治癒反応は副交感神経側の活動です。栄養を届ける巡りも副交感神経です。
これでは治るものも治りません。
そこで、自律神経のバランスを整えて「脳に少しの安心感」を手にしてもらいます。
施術を通して強制的に筋肉や神経のバランスを取る事で「思ったより状況は悪くないぞ」と緊張をほどいてもらうのです。
自律神経が整えば「無駄な力」も抜けますので、からだの運動性が徐々に戻ってきます。
3.呼吸を整える
自律神経の調整と重なりますが、ぎっくり腰の患者様は「呼吸が浅い」という特徴があります。
少しでも動かすと痛いから「息ができない」くらいの状況である事も多いです。
呼吸を整えるには呼吸が一番効果的です。
長息呼吸を活用して「横隔膜~内臓~大腰筋~腹横筋」までしっかり緊張をほどいていきましょう。
肩に入った無駄な力が抜ける事で、からだが軽く感じます。
4.基本的には全身調整です
ぎっくり腰の施術は症状特有のルートもありますが、基本的には「全身調整」と同じです。
- 筋肉のバランスを取る
- 自律神経のバランスを取る
- 重心のバランスを取る
ここまで正常に戻せたら後は「損傷組織の治癒」を待つだけです。
こればかりは外から何かができる訳ではありません。時間薬です。
なお、ぎっくり腰に限らず「吹田、摂津千里丘で慢性腰痛」にお悩みの方もお気軽にご相談下さい。
ぎっくり腰の施術費は6,980円/回
ぎっくり腰の施術費用は6,980円/回となります。
ぎっくり腰で来院される方はほぼ全員が「休みたいがそうもいかない」という「とにかく動ける様にして欲しい」という希望をお持ちです。
ですので、当院の施術としては以下の3点を重視します。
- からだへの負担は最小限に
- 「動けない」→「動ける」へ
- からだの「支え」を取り戻す
ぎっくり腰の場合は「アイタタタタタタタ。。。。」のへっぴり腰の状態から「あ、歩ける歩ける!」「あ、何とか動ける!」といった日常生活が送れるレベルにまで戻すことを目指します。
脳の希望は「休む事」「治癒に集中する事」ですので、余り大きな横やりは入れない様にするのが得策です。
「休めない仕事」をしっかりこなしてから、ゆっくり休んでください。