今昔「腰痛原因論」

腰痛の原因論:昔は衝撃、今は心

腰痛が起こる原因は時代と共に変化してきています。

昔は肉体労働に従事する人が「身体の酷使」が原因で腰痛に悩まされるケースが一般的でした。大工さんなどはその代表例ですね。

重たい資材を運び、不安定な屋根の上などに上る仕事は常に腰に負担が掛かります。

ですが、今の時代は「デスクワーク」と社外・社内問わずの「交渉事」が中心の社会です。

地域社会においても「駆け引き」などの要素が増えています。

その為、身体の使い過ぎではなく「身体の使わなさすぎ」と「心の疲弊」が原因となった腰痛が主流となってきているのです。

「筋肉の使い過ぎ」から「筋肉の血流障害」へ

今と昔の腰痛をわかりやすく分類するとこうなります。

  • 過去の腰痛:身体の酷使が原因
  • 現代の腰痛:交感神経優位による血流障害が主な原因

よく現代の腰痛は「運動不足」「食生活の変化」「デスクワーク中心の仕事」といった要素が重なり合って起こるものとされます。

それは間違いなく真実です。

ですが、もう半歩掘り下げて腰痛を考えるべきです。

いずれの要素にしても必ずといって良いほどに「交感神経優位」の神経バランスになっていることを見逃す訳にはいきません。

自律神経と腰痛が密接な関係になっている

最近、腰痛とストレスの関係についての研究が増えています。

TVや雑誌で取り上げられる腰痛関係の企画でも「ストレスと腰痛」が主な原因であるといった取り上げ方をしているケースも増えています。

今は「ホルモン分泌」の問題とストレスを結び付けている流れですが、いずれ「交感神経優位による血流障害」がもっと注目されてくると思います。

ストレスも結局は交感神経優位を作り出し、それは血流障害を生み出すからです。

慢性化した腰痛の多くは血流障害によって筋肉が酸欠状態に陥っているのです。

人間関係と腰痛が繋がりだしている

昔の腰痛は「運動をすれば改善した」というケースが殆どでした。

ですが今は「運動をしても良くはなるけどスッキリはしない」という腰痛が増えています。

それは運動によって血の流れを良くしようとしても、交感神経優位の為に血管が十分に広がっておらず、血が全身に巡っていないからです。

「運動をしても十分に変化が生まれない」このタイプの腰痛の場合はほぼ間違いなく「心に引っかかるストレス要因」が居座っています。

多くの場合は人間関係です

会社、家族、学校、グループ、地域、PTAなど。そういった自分が所属する集団内での「引っかかり」が自律神経のバランスを崩している事が多いです。

いわゆる「心配事」となります。

人間関係がそのまま腰の健康に影響を及ぼす。

今の時代の腰痛は「心」が大きく関わってきているのです。

もし、吹田市、摂津千里丘で腰痛を何とかしたいとお考えの場合はお気軽にご相談下さい。

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