国民病と呼ばれる腰痛
8割が原因不明というが
むしろ明確である
国民病の腰痛について
男性の自覚症状でダントツ?の1位となっている腰痛ですが、巷でいう程「原因不明」という訳ではありません。
少なくとも慢性化に悩む腰痛患者様の原因は明らかです。
長引く腰痛の原因
内臓疾患が無い限りは、という前提になりますが「慢性化した腰痛」の原因は1つです。
大腰筋のリモデリング
これが腰痛を起こし、更には長引かせる原因です。他にも枝葉の要因はありますが、まず解決すべきは「大腰筋のリモデリング」となります。
リモデリングって何?
筋肉の長さが書き換えられる事
筋肉の特徴では「塑性」という言い方もしますが、当院ではわかりやすく「筋肉のリモデリング」と定義しています。
要は「標準の長さが書き換えられる」という事です。
簡単に言えば「本来10㎝」だったものが「6㎝」に書き換えられたという事です。これが結構厄介なのです。左右差が生まれてしまうので。
何でリモデリングが起こるの?
それは「生活習慣」です。
筋肉は環境に適応する能力が非常に高く、常に生まれ変わっています。
大腰筋にリモデリングが起きたという事は「そういう使い方」を日常的に行っていたという事なのです。
症状に歴史あり。
必ず生活を振り返ってみてください。そこに原因は必ずいます。
どうすればいいの?
慢性化する腰痛の原因は「大腰筋のリモデリング」にあると説明をしました。
となると、すべきことは1つです。
大腰筋のリモデリングを再調整する
言葉にするととても簡単そうに聞こえますが、これが結構「茨の道」になります。
何故なら「大腰筋のリモデリング」は最後の結果部分に過ぎません。
- 1人1人で経てきた過程が異なる
- 大腰筋以外にもリモデリングが起こっている
- 大腰筋に辿り着く道筋を0から作る必要がある
つまり、患者様の数だけ必死のパッチで解決ルートを組み立てる必要があるのです。
これが「オーダーメード施術」たる所以です。
どうやって解決するの?
当院の場合、慢性化した腰痛には「全身調整」で対応します。
慢性腰痛のラスボスは「大腰筋のリモデリング」とわかっていますが、その手前には中ボスが沢山います。様々な筋肉が大腰筋に巻き込まれる形でリモデリングを起こし、繋がりあっていますので、まずは「状況の把握」から始めなくてはいけません。
- 筋肉の状態を確認する
- 神経促通の状態を確認する
- リモデリングの状態を確認する
- キネティックチェーンの状態を確認する
- 体液循環の状態を確認する
こういった身体の状態を把握していく事で「施術をする身体」が見えてきます。把握すべきは「症状」ではなく「からだの状態」です。症状は問診表に書いています。
戻せる限りを戻していく
身体の状態が把握できたら調整開始です。
- 筋肉のバランスを調整する
- 神経促通を促す
- リモデリングの解消を図る
- キネティックチェーンを繋ぎ直す
- 体液循環の正常化を促す
把握できている「歪み」や「機能障害」を整え、人間本来の身体へと戻していきます。
検査をしながら調整を行い、身体に潜む問題箇所を追い掛けていきます。「追い詰めていく」という言葉の方が正しいかもしれません。
1カ所の調整が済む度に「大腰筋」というラスボスへの道が開けていくのです。
大腰筋の短縮化(リモデリング)